今回Part.4は車を走らせるために一番重要と言ってもよい車のパーツ「ブレーキ」についてです。現在、ほとんどの車に採用されている構造のディスクブレーキについて解説したいと思いま〜す。
ブレーキは車内の足元にあるブレーキペダルを踏むと作動します。踏んだ時の力はブレーキオイルという液体を介して油圧というかたちでブレーキホースのなかを伝達されます。ブレーキホースはブレーキキャリパーという装置につながっていて、その圧力を利用しブレーキローターをブレーキパッドではさみ、こすり付けて回転を止める仕組みになってます。
下の写真の円盤みたいな金属製のものがローター。これをキャリパーというものでローターを両側からパッドではさみ込み、摩擦抵抗で回転を止めて車を減速させちゃう訳です。走った後は摩擦熱でたいへん高温になるのでお手をふれぬように気を付けましょう。
エンジンパワーが大きくなるとローターを大きくして制動力を高めるように設計されているのが市販車でも一般的です。
もう一つマメ知識!最近でこそ一般的になった、ディスクブレーキシステム進化版のABSというものがあります。急ブレーキの時にも車輪がロックすることなく、ステアリング操作を可能とする優れもの。
ABSは人間の足で行うポンピングブレーキ(踏む踏まないの繰り返し動作)の変わりに、各車輪のブレーキ圧をコンピューターが自動制御することによって、コ−スアウトする危険性を減少させ、ステアリング操作による危険回避性能を高めてくれるシステムです。
もちろんBMWにもABSは付いてま〜す!
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ホイールの内側にあるのが
ディスクブレーキさ! |
ぼくたちキャリパー兄弟
赤いパッドが熱いですぅ〜... |
ABSアンチロック・ブレーキ・システム
えーびーえす |
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