夜間、車に必要なものと言えば明るく照らしてくれるヘッドランプ。今回はヘッドランプのバルブ(電球)についてです。
ヘッドランプの変遷はというと
白熱球ヘッドランプ 現在ほぼ絶滅状態
↓
ハロゲンヘッドランプ ほとんどの車がこのタイプ
↓
ディスチャージヘッドランプ(キセノンランプ又はHIDランプともいう) ここ2、3年で急速に普及中
バルブは時代とともに進化していて、昔々は白熱バルブと呼ばれる家庭用の白熱灯と同じタイプのものが普通でした。
その後、バルブの内部にハロゲンガスが封入されていて、フィラメントと呼ばれるものに電流を流すと発光・発熱するハロゲンヘッドランプに進化しました。明るくて効率の良い構造の物にとって変わっています。
最近ではディスチャージ(Discharge、放電)バルブを採用したヘッドランプが急速に普及してます。
HID(Hight Intensity Discharge)とかBMWではキセノンヘッドランプと呼ばれています。
これは、ハロゲンヘッドランプに比べると少ない電力消費量で、大きな明るさが得られることから、メーカー純正品やオプション設定されたり、アフターパーツとしてキットとして販売されるなどしてます。
キセノンヘッドランプは青白い感じの光を放つのが特徴です。
バルブ内にキセノンガスが封入されていて、電極に高電圧を加えるとアーク放電というのを開始します。これによってバルブ内の温度が上昇して発光するという原理のもの。
デイスチャージランプが実用化されたのは1991年にドイツでBMWに搭載されたのが初めてだそうです。
その後日本でも1995年には認可され、最近の新型国産車の多くは純正装着またはオプション装着されてます。
たしかに夜走る時は明るい方が安全快適に走れます。こんなところにもBMWの先見性が隠されていました。
|
|
|
|
ヘッドランプ! |
左がキセノン 右がハロゲン |
おっ〜眩しい! → パンダランプ |
|