VFYA BMW Owner's Club BMWパンダ講座
        Part.43 ホイールアライメント編 その1
ホイールアライメント編をご紹介します。
アライメントとはなんだろう?
直訳しますと配列とか整列の意味です。
車は4本のタイヤ(ホイール)が地面に設置してバランスを保っていますが、
その各々の角度や配置状態のことをアライメントと言います。
もう少し簡単に説明すると、タイヤ(ホイール)の取り付けられている向き、方向のことを指します。

アライメントにまつわるキーワード
そこで、アライメントを理解する上でのキーワードをできるだけ簡単にご紹介しましょう。
そのキーワードは「トー」「キャンバ」「キャスタ」と呼ばれるもの。
ちょっとマニアックですが、この際おぼえちゃってくださいね。

1つ目のキーワードはトー
「トー」とはかけ声ではありませんよん(笑)
車の真上から見たタイヤの取り付け角度のこと。
人間にたとえると、進行方向に向かって左右が内股になっているか、外股になっているかを表します。
 ・トーイン :タイヤが内股の状態、+プラス表記
 ・トーアウト :タイヤが外股の状態、-マイナス表記
一般的にトーは、路面抵抗で走行中にも開く傾向になるため、
停止状態ではトーイン=内股にセッティングします。

トー調整すると どうなるの?
ほとんどの車が、このトーを調整可能な構造になっています。「トー」のセッティングを前後で変えると
コーナリング特性が違ってきます。コーナリング特性のアンダー傾向(曲がる時、外側方向へ)、
オーバー傾向(内側方向へ)を調整できます。
 ・前後輪ともトーイン=回頭性が良く、安定して弱アンダー傾向、ほとんどの車がこの一般的なセッティング
 ・前輪をトーイン、後輪をトーアウト=回頭性が良く、オーバー傾向、ドリフト向き
 ・前輪をトーアウト、後輪をトーイン=直進性が良く、高速向き

「トー」は整備時にその車に合った規定範囲内の値に調整されていますので、
普通に運転する上では意識することなく、難しく考えなくても大丈夫ですよん。
少しぐらい狂っていても走れますから。
タイヤは、ちょっとだけ内股に取り付けられているんだってことを、憶えておいてくださいね♪

次回は2つ目のキーワード「キャンバ」についてです。。。

トーのお勉強でーす↑マウス

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エイ、ヤー「トー!」 「まいった〜」

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